都市伝説【世界の歴史】

【都市伝説】北朝鮮にまつわる都市伝説



ミサイル実験を頻繁に行うなど、何かと問題を起こして孤立している北朝鮮。
日本と、さほど距離が離れていない為、ミサイル実験が万が一失敗して、日本国土に落下する可能性もあるのだが、そんなことお構い無しにミサイル実験を行っているテロじみた国でもある。

ニュースで北朝鮮(正式な国名は朝鮮民主主義人民共和国)という国名を頻繁に耳にすることは多いが、北朝鮮がどのような国なのかを詳しく知っている人は少ないのではないだろうか。

そこで今回は、我々が知らない北朝鮮にまつわる都市伝説について紹介していこうと思う。

世界有数の常備軍を持っている

 

人口の多さは世界の国々の中で51番目、推定人口は約2500万人を誇る北朝鮮。
約2500万人の人口のうち、約119万人が現役の兵士であるといい、軍の規模もトップレベルである。

人口・軍の規模の両方で、世界トップレベルの中国では、人口の約0.18%が軍に属しており、北朝鮮では人口の約4.7%が軍に属している。
このことからも、北朝鮮は自国の人口に似合わない大規模な軍を保有していることがわかる。

核実験などを頻繁に行い、各国に挑発的な態度を取って、余裕の態度を見せているのには、核を保有している以外に、軍の規模も関係しているのかもしれない。

 

日本でも大流行したローラーブレード

 

昭和60~63年代に日本で大流行したローラーブレード、実は北朝鮮でも大ブームを引き起こしていると言われている。

子供たちは移動手段としてローラーブレードを使用し、特に首都のピョンヤンではローラーブレードを楽しむ人々が他の地域に比べて、桁違いに多いのだそうだ。

なんでもピョンヤンでは、ローラーブレードをどこでも楽しめるようにと、道路が舗装されて滑りやすくなっている所が多いのだという。

貧富の差が激しいと言われている北朝鮮。
飢餓が起きていた90年代に比べると、2000年代に入って経済に余裕が出たことで、徐々に子供たちが喜ぶ娯楽なども増えているのかもしれない。

 

薬物の仕様が蔓延している

 

北朝鮮では、日本でいう違法薬物の使用がほとんど規制されておらず、国民の約30%が何らかの薬物を使用し、中毒症状を起こしているのだという。

なんでも、薬物として有名なマリファナの栽培が盛んで、どんどん海外へ密輸されているのだそうだ。

北朝鮮では、メタンフェタミンという薬物がマリファナに次いで多く出回っているという。
ただ、メタンフェタミンはマリファナのように快楽目的で使用されるのではなく、欲を抑制して、農場や工場などで働く労働者を疲れさせず、黙々と長時間、違法に働かせるために使われているようである。

長時間労働は過労死を招きかねないにも関わらず、更に薬物を使用させて働かせてしまうとは、なんとも恐ろしい発想である。

労働者に薬と長時間労働を続けさせる事は、過労死のリスクを確実に高めていると思われる。

 

世界最大のスタジアム

 

首都のピョンヤンにあるメーデー・スタジアムは、客席数だけでなく、空間の広さでも世界最大を誇り、その収容人数は15万人にのぼる。

約10万8000人を収容することができる、世界で2番目に大きなアメリカのミシガン州にあるミシガン・スタジアムを大きく引き離す。

メーデー・スタジアムは、表向きではスポーツのイベントで使用されているが、どうやら毎年8月と9月に開催される、北朝鮮の歴史と文化の発展を祝うアリラン祭の会場として建設されたのだという。

国家の団結力が高い国ならではだが、国を上げての祭りを行う為に、世界最大規模のスタジアムを作っている所をみると、技術レベルが低い・遅れていると言われていた北朝鮮の技術も、着々とレペルアップをしているのかもしれない。



 

特殊な選挙

 

金一族の独裁政権の中で、選挙が行われるというのは、かなり不思議に思えるかもしれないが、北朝鮮では5年に1度だけ選挙が行われ、国民は投票を行っている。

この選挙、我々がよく知る選挙とは少し違い、投票用紙には、選挙区の候補者の名前が、1名しか書かれていないのだという。

つまり、国民にはその選挙区の1名の候補者に賛成するか、反対するかの2択しか与えられないのだ。
しかも、反対票を投じる場合は、投票用紙を別の投票箱に、自身の名前を書いた上で投票しなければならない。

これにより誰が反対票を投じたのかが特定されてしまい、国家への反逆罪とみなされ、罰せられる可能性もあるのだという。

NO!と言えない状況を作り上げ、結果が分かりきっているのに選挙を行い、国民に票を投じてもらう意味は、果たしてあるのだろうか。

 

独自の標準時間の採用

 

北朝鮮は2015年に独自の標準時間(ピョンヤン時間と呼ばれる)の採用を行い、当時は世界のどの国とも約30分の時差があった。

この狙いは、日本が朝鮮半島を統治し、植民地化する前に使っていた標準時間に戻すためだったと言われている。

2018年5月5日には、最高人民会議での決定により、再び30分の時差は取り消され、韓国や日本と同じ時間を刻むこととなった。

 

まとめ

 

いかがだっただろうか?

未だに謎に包まれている部分が多い北朝鮮。

世界の中で孤立を深めていく一方で、北朝鮮の目指すところは一体なんなのだろうか。