都市伝説【世界の歴史】

【都市伝説】金正恩(キム・ジョンウン)氏は影武者だった!?



金正男氏暗殺事件から、早3年。

金正男氏が何者かに暗殺されたというニュースは瞬く間に世界に広がり、メディアでは事件の報道が連日続いた。

金正男氏が亡くなった当初は、北朝鮮から死亡が正式に発表されていなかったこともあってか、事件について「北朝鮮によって消された。」「暗殺されたのは金正男氏、本人ではなく、彼によく似た影武者だった。」等々、様々な噂も広まった。

そして最近では、現・最高指導者である金正恩氏が既に死亡しており、影武者が金正恩氏のフリをしているという噂が囁かれているのだ。

実はこの影武者説、北朝鮮を建国した元・最高指導者の金日成氏の頃から囁かれている説で、金一族には代々自分とそっくりな影武者が存在しているのだという。

そこで今回は、北朝鮮の最高指導者影武者説について紹介していこうと思う。

金一族の影武者の歴史

 

北朝鮮の建国者である金日成氏の影武者説には以下のような説がある。

「金日成氏に顔・体型・年齢が似ている人間を北朝鮮全土から集め、一ヵ所に集団で住まわせていた。場所は平壌医科大学病院に隣接している白頭山研究所。研究所の中では、金日成氏の為に長寿の研究などを行っており、集められた影武者達の健康診断や、様々な薬を投与し、実験じみた事を行っていた。」

事実かどうかは不明であるが、この研究も虚しく、1994年7月8日、金日成氏は妙香山にある自身の別荘で「怪死」している。
金日成氏の怪死については、長男の金正日氏による暗殺説が囁かれているのだが、未だ多くの謎に包まれている事件である。

金日成氏の代から始まった影武者は、息子の金正日氏の代になると、かなり本格化し始める。

金正日氏の影武者

 

2008年8月。

金正日氏が脳卒中で倒れ、パリに住むフランソワ・グザビエ・ルー医師の手により、なんとか一命を取りとめた。

「最高指導者が倒れるとは国家の一大事だ!」と焦った北朝鮮は、当時まだ友好関係が続いていた中国にも、救援要請を出していたのだそうだ。

しかし、北朝鮮側から見せられたのは約60名分もの、金正日氏の影武者のカルテだった。
中国からわざわざ出向いた医師達は「こんなにも沢山影武者を用意してどうするつもりなのか。」と呆れ、帰国してしまったという。

金正日氏は1980年代半ばから、特定の二人の影武者を用意していたと言われている。
影武者の二人は、金正日氏の代役として、実際に公式行事に出席していたのである。

屋外で行われる式典など、自身の命が狙われ、狙撃の危険がある所では、影武者が度々登場していたのだ。

1995年10月10日に行われた朝鮮労働党創建50周年の記念式典では、金日成広場で式典が行われた事もあって、影武者が金正日氏として登場した。

本物の金正日氏は、同じ時間帯に室内で行われた記念レセプションに姿を見せていた。

金正日氏に関しては、声紋が異なっているという分析が出されたり、挙句の果てには、影武者と実際に会って話をしたという人まで現れたりしていたようだ。

狙撃の可能性がある場所に現れる金正日氏が影武者だとバレてしまっていては、元も子もないように思える。

このように金一族が影武者を使う理由は、他者からの暗殺を恐れているからだとされている。



金正恩氏は既に死亡しているのか?

 

世界で金正恩氏死亡説が唱えられ始めたのは、2017年2月10日から12日まで、ワシントン州とフロリダ州で行われた、日本の安倍首相とアメリカのトランプ大統領の日米首脳会談にまで遡る。

2人はアメリカ時間の11日、夜10時40分頃に北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射したという報道を受けて、緊急の共同記者会見を行い、その際、北朝鮮について様々な会話をしたという。

そして噂の発端となったのが、トランプ大統領の口にした「北朝鮮の若僧の独裁者(金正恩氏の事を皮肉ってこう呼んでいる)は、ひょっとして、既に死んでいるのではないか?それか病魔に冒されて病床に伏しているのではないか?」という発言である。

つまり、遠回しに「今現在、公の場に姿を現している金正恩氏は、本人ではなく影武者だ。」と発言している事になる。

2月15日と16日には、朝鮮中央テレビにより、トランプ大統領の発言を裏付けるかのような内容が報道された。

その内容は、以下のようなものである。

「金正恩委員長の映った映像を、以前の映像と比較すると、耳たぶの形や歯の形が異なっているように見える。どちらも自然に形が変わるものではないので、やはり金正恩委員長の影武者が登場しているのではないだろうか。」

一部では、耳たぶや歯の形が違って見えるのは、金正恩氏が日頃のストレスによる暴飲暴食で、体重が以前よりも約80㎏~130㎏に急増したせいではないかとも報じられている。

しかし、いくら体重が増えて顔周りに脂肪が増えていたとしても、さすがに耳たぶの形や骨である歯の形までは変わらないと思われる。

よってこの報道は、かなり信ぴょう性が高いものと思われる。

 

まとめ

 

いかがだっただろうか?

最新情報では、2020年5月1日に工場を視察する姿が報道されており、その人物が金正恩氏本人ならば、生存していることになるが、影武者だという可能性も否定できない。

しかも1日以降から、また姿が確認されていないのだ。(5月24日現在)
果たして、金正恩氏は生存しているのか、いないのか。

近々、彼に関するビッグニュースが報道される日も、そう遠くはないのかもしれない。