パンデミック

【都市伝説】新型コロナウイルスにまつわる都市伝説!!



世界中を騒然とさせている新型コロナウイルス(COVID-19)により、現時点(3月23日現在)での感染者数は世界で332930人、死者数は14510人となっています。

世界各国で外出禁止令や渡航禁止令が発表され、日本でも学校が休校になるなどし、経済にも大打撃を与え、マスクが品不足になるなど、深刻な状況に陥ってしまっている。

今回はそんなコロナウイルスにまつわる都市伝説について紹介していこうと思う。

 

新型コロナウイルスの発生源はコウモリ?

 

新型コロナウイルスの感染が拡大するにつれ、犯人探しを始めるように、インターネット上では、ウイルスの発生源について様々な噂が流れるようになった。

武漢で新型コロナウイルスが大流行している中で“武漢に住む一部の人々がコウモリを食べている”とされる動画がインターネット上で大量に拡散されたことで、事態は更に悪化していった。

この動画では、笑顔を振りまく中国人と見られる女性が、調理済みのコウモリを食べながらカメラに向けて「鶏肉のような味がする。」と食レポを披露している。

インターネット上でこの動画を見た人が「中国人の食習慣(コウモリを食べたことで、コロナウイルスが人体へと感染した)が流行の発端だったのではないか」と非難を始め、拡散されたことで噂が一気に広まったのだ。

しかしこの動画、実際には武漢で撮影されたものではなかったようだ。

2016年に、人気ブロガーとして知られるワン・メンギュンさんが、パラオで撮影した動画だった。

それが「武漢で新型コロナウイルスが発生・流行している」というニュースが報道されたことで、インターネット上で拡散されることとなったようだ。

多くの人々からの反感を受けたメンギュンさんは 「現地の人々の生活や習慣を紹介しようとしただけだった。

コウモリが新型コロナウイルスの発生源になる可能性があるとは知らなかった。」と謝罪し、それと同時に動画も削除されている。

この他にも「武漢の市場で違法取引されていた野生動物から人体に感染した」と考えられている説もある。

コウモリが何らかの細菌の発生源となる可能性は十分に高いとしながらも、中国ではコウモリを食べる習慣がない為、大流行にまでは至らないだろうという見解も出ているが、未だに発生源を特定することはできていないようだ。



生物兵器説

 

SF好きや都市伝説愛好家の中で最も唱えられているのが「新型コロナウイルスは中国の“極秘生物兵器プログラム”の一部であり、武漢にあるウイルス研究所から誤って流出したものだ」という説である。

生物や化学兵器に詳しい学者達はみな口を揃えて「生物兵器である可能性が高い」と言うが、実際のところその“根拠”は無いらしい。

あくまでも噂だが、

・SARSが流行した際、SARSを実験サンプルとして保存し、それに手を加えて新型コロナウイルスを生み出した

・研究所で動物実験に使われた動物の死骸を焼却処分せずに、裏で転売して新型コロナウイルスが外部に漏れた

この2つの説を唱える学者は多い。

理由として、「新型コロナウイルスは、SARSと非常に近いウイルスであるが、分子には4つの違いがあり、これは自然化において起こる違いではないため、人工的に改良された可能性がある」ことが挙げられるという。

先程も述べたように公式の調査では、新型ウイルスは武漢の市場で違法取引されていた野生動物から発生したという説が最も有力とされている。

 

スパイの仕業

カナダにある国立微生物研究所でトラブルが起き、研究者が数名解雇されるという事件があった。

この出来事とコロナウイルスを結びつけ、「解雇された研究者達は、スパイ活動をしていたのではないか」という説も生まれた。

ウイルス学者のチウ・シャングオ博士、その夫と中国から来た学生数名が“規約違反”の疑いで、カナダの研究所から解雇されたという。

実はこのチウ博士、武漢にある国家生物安全実験室に何度か訪れており、スパイとして病源菌を武漢の研究所へ届けていたのだという。

またTwitterでは「チウ氏の夫がコロナウイルスを研究していた」というツイートまで出回っている。

こちらの説もあくまで噂なので、真偽は不明だが、世界中の人々が目にするTwitterで拡散されたことで、この説を事実だと思い込んでいる人も多いのではないだろうか。

まとめ

 

いかがだっただろうか。

当初は「インフルエンザ程度のウイルス。恐れることはない」と報道されていた新型コロナウイルス。

政府の対策が遅れたこともあってか、日本でも感染者数と死亡者数が日に日に増加している。

マスクや殺菌グッズが手に入らなくなり、それを利用し転売する者も現れ、中には感染者が多いからという理由で、アジア人を差別する人まで現れるようになった。

まさに全世界がパニックに陥ってしまっている。

ワクチンが完成するのが早いか、ウイルスが全世界を包み込むのが早いか。

一刻も早いウイルスの収束を願うばかりである。